7月27日、ニコラ・サルコジがベルサイユの休養用として使っている家の近くで、
どこの国の首脳も必ずと言うくらいやっているジョギングの最中、急激な不調に
襲われて倒れたのだが、すぐさま、ヴァル・ド・グラースの軍関係病院に運ばれ、
28日今朝方、歩いてその病院を出て来たという。
心臓病関連の精密検査をしたが、これと言った原因はつかめず、これもよくある、
暑さと激務のせいだ、ということで一件落着した。
それをフィガロあたりは、大統領府は正確にありのままを伝えた、ということで、
評価する記事が出ていた。
水曜からまた政務復帰ということらしい。
一方政界から一度身を引いたような印象を与え続けていた、弁護士ドミニク・ド・
ヴィルパンは、26日にフィガロやル・ポワンの記事によると、サルコジの政策全
般に対して批判を続けているが、この9月に自身のクリア・ストリーム事件での
立件の公判が行われるが、これも政敵サルコジが裏から手を伸ばしているのは
明らかだ。
この問題が片付けば、次の2012年の大統領選挙に打って出る可能性が濃厚
だ。