どこの国のメディアも、視聴者の耳目を引く内容のニュースを流したがるものだが、
France 2 の今日のヘッドラインを見ていると、「この冬電気が止まる危険性」
と言う内容のニュースを流していた。 ミャンマーやちょっと昔のベトナムでもある
まいし、と思うのだが。 Le Réseau de Transport d'Electricité (RTE)
”フランス送電網”とでも訳すのだろうか、が発表した内容によると、「フランスは
消費電力の高騰に対処するためには、電力を輸入しなければならないだろう」と
言っている。
もしも2009年11月から2010年1月の間に、長期の寒気に襲われた場合、4000
メガワットの電力が更に必要になるだろうという。
30年前に比べると30%もの暖房用電力が必要になって来ているとしている。
その理由として、フランスは原子力発電では堂々の世界一の発電力を持って
いるが、10月26日に、58ある発電機の内、17基がストップしてしまったという。
組合の発表では、メンテナンスの不備や取り扱いの問題などで、そうした問題
が積み重なって悪い方向に行ってしまっている、と言う。
2009年1月7日のような歴史的な数字、消費電力92,400メガワットを記録し
たようなことが続けば、電気が止まってしまう、ということもありうるとしている。