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2016年 05月 13日
ブルゴーニュはピノ・ノワールの赤も美味いが、同時に白ワインが美味い。
豪快さはなく、やや繊細な上品さがある。 そしてこの地方はシャルドネ種を使ったワインで、辛口で飲み応えがある。 ピュリニー・モンラッシェは、この名の通りの村の名前でもある。 この村の西側に小高い丘、むしろ低い山並みが連なっていて、その斜面一帯にブドウ畑が広がっている。そしてこの村の中でワインの醸造が行われているのだ。 すでにこの村にはこれまで6回訪ねて行っていて、宿に着いた夜、そして朝早くと昼間に、この村を歩くのを楽しみにしている。 フランスの面積は日本の1.5倍で人口は半分だ。だからフランスのどの町、どの村に行っても人影がまばらだ。この村も当然、人に出会うことは希だ。夜の街灯を頼りに一巡りする度、石造りの壁や塀を照らす疎らに立っているフランス特有のオレンジ色の街灯の明かりの中を歩くと、日ごろ日本に暮らす風景とは歴然と違うことを感じさせてくれる。 私がこれまでその村で泊まって来た宿は、「ル・モンラッシェ」と言う。 私は初期の頃の客と言えるのだが、1980年代に始めたころは部屋数は8室だった。 1階に小さなレセプションと、その前の扉を開けるとレストランになっていて、それはまさにオーベルジュとしての造りだった。 今も宿の主人は変わらずチエリー・ガザーニュだが、そのころは宿を始めたばかりだったので、元気はあってもどこかぎこちなく、しかしレストランを支えるソムリエが頼もしく、食事が良く進んだ。 今はそのソムリエも引退して、ホテルの正面80メートルくらいのところに住んでいる。 その家の一階がワインバー兼ショップになっていて、彼の息子がその店の主人を務めている。 ホテル・ル・モンラッシェは今ではこの村一番、いやこの地区では規模や人気が一番のホテルとして、そしてレストランとして大変繁盛している。 ホテルとしての部屋数は少し増えただけだが、レストランの規模は当時に比べると6.7倍の広さ、収容力だ。 それと言うのもこの地区のワインが提供できるわけだから、おのずと客が集まるのは当然だ。 ブルゴーニュ地方は東の方に行けばドイツにつながる場所のせいか、ドイツ人客が多い。 ここの噂を聞きつけた客が客を呼び、季節の良くなる4月から始まり、10月までの、ブドウ収穫の時期を挟んで、実に客足が絶えない。 ほとんどがクルマで移動する客ばかりだが、私はフランスでは列車を使っての移動をするため、SNCFのどの駅で降りて、どのように目的地にアクセスするか、それは一苦労だ。 ル・モンラッシェに行くにはシャーニーと言う駅で降りタクシーで向かうしかない。 しかし田舎駅である上、駅員がいても窓を閉めてしまっていることが多く、タクシーを頼むこともなかなか難しい。 フランスでは駅の前にタクシーの電話番号が書いてあるが、先日行った時はそれが無く、携帯からホテルに電話を掛けた。 丁度チエリーがいたので、彼がすぐタクシーを行かせるよ、と言ってくれた。
by georges2412
| 2016-05-13 14:32
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