パリでツアー案内をする機会が何度もあったが、セーヌに架かるコンコルド橋を渡り終えると、国民議会の建物を正面に見て、そして左に折れるとサンジェルマン大通りに入る。そして「右手をご覧ください。国防省の建物です。そして壁をよくご覧ください。鉄砲の玉の跡があります。それは第二次大戦で、ドイツがパリを占領した時の戦いの銃痕です」なんて、よくマイクから話して聞かせました。
そしてすぐ左に Rue de Bac に差し掛かるが、この Bac は 舟 の意味で、16世紀に対岸のチュイルリー宮を建造するにあたって、石のブロックを舟に載せて渡ったことからその名がついた。
この通りには社会党のセゴレーヌ・ロワイヤルなど有名人が住んでいる。
その先にポン・ロワイヤルがあるから、ではない。
ラスパイユ通りに出るとお店が並ぶただの広い通りだ。
そしてその先を左に入るとすぐ左手にサン・シュルピス教会が見えてくる。
ノートルダムほどの規模の建物だが、これは司教座が無いから教会だ。