フランス語ではホテルはオテルと発音する。
シャンゼリゼから凱旋門を突き抜けると、グラン・タルメ大通りになるが、
その先にポルト・マイヨがある。
ポルトとは ” 門 ” の事で、古くはパリは城壁に囲まれていた。
市中を出入りするには、このポルトをくぐらねばならなかった。
つまりここが税関の検査場所であることと、盗賊除け、軍隊除けの門だ。
もちろん今は城壁も門も無いが、その名前の名残から、そのまま使っているのだが、
ここには大きな近代的なビルが一つあって、パレ・デ・コングレと言う。
コングレとは ” 会議 ” の意味で、ここには国際会議ができる大きな
会議場と共に、劇場もあるのだ。
メトロとRERの駅はポルト・マイヨで、双方の乗換駅だから人の動きは多い。
私はこの駅から歩いて3分ほどの小さな通りに面したホテルを、もう30年
定宿としている。