写真を見る限りでは、電話相談窓口かテレビショッピングの電話応対でもしているのかな、と言う感じですが、8月13日付け ル・フィガロから。
マグレブやアフリカ、東欧では、すでに相当量の電話応対をしていて、彼らはすっかりフランスの生活のなかに溶け込んでしまっているのです。
「なんて寒いのかしら、今朝のボルドーは!」
「ここポワティエもそう暖かくはないですわ。」
「あなた何と言うお名前?」
「マリです」
「どうもありがとう、マリ。 おかげで私のインターネットはつながったわ」
「どういたしまして」
<マリ>のおかげで、このネット利用者である女性は無事つながることができたのですが、実は、<マリ>は本当は<マリ>ではないのです。 カトリックからくるこの名前は仮名で、仕事先のネット接続業者からこの名前を使うようにと言われただけで、本当はイスラム系の名前で本名は<ハリマ>と言い、今ポワチエにいるわけではなく、ラバト(モロッコ)から、電話案内係りと応対している。
こうした話はもう日本ではすっかりおなじみで、日本国内からの申し込みや質問などを受けるテレホンセンターは中国の大連や瀋陽あたりにあるのが、このごろ一般的になっています。