16日に開通したパリのトラムは、その昔1937年まではパリに市電が走っていたのだが、それから70年を過ぎて再びトラム(市電)が走るようになった。 それはこれまでの市バスでは排ガスによる公害のこともだが、個々に少しづつ人を運ぶシステムより、より集合的に多数の人を運ぶ方向に向かうような考え方に移行していることをしめしている。 パリでは今後、東へ16キロ(といっても東へ向いてそのあと北へ向かうが)延伸を予定していて、それはポルト・ド・ラ・シャペルまでとしている。西へはポルト・ドトイユまでが予定されている。 いずれも2008年に着工、営業を始めるのは2012年としている。 フランスらしい時間のかけ方だ。 今回の開通距離は約8キロ。 工期は3年だった。 次の16キロを4年としているが、きっとフランスのことだからそうはいかないだろう。 伸びて伸びて果たして出来上がるのだろうか。 パリの市中はもう触れないので、パリの周辺の町ではさらにトラムを就業させるべく計画がたくさんある。
ところで、フランスにはトラムはどれくらいあるのだろうか。
下の写真を見てみてください。(丸印が現在営業中。 三角は計画中。)