このごろのフランスから目が離せない。 サルコジはスーパースターかもしれない。 ミッテランやシラクよりよほど面白い。 リベ紙によると14日発行のル・ポワン紙のなかでサルコジ大統領の支持率が39%に下がったと報じている。それに比べてフィヨン首相は59%。
これを受けてヌイイー(パリの西隣の街。サルコジが長く市長をしていたサルコジ町)の3月9日の市長・市議選で、降下候補でエリゼー宮の報道官、エナも出た超エリートでオランダ出身のダヴィッド・マルチノンがフィガロ紙の観測では”選挙に勝てない”とされるや、UMPから候補不適と追い出されてしまった。さらにヌイイーのUMP党員の3人が新たな候補者リストを作成すると言い出したその3人のうち一人はなんとサルコジの次男のジャンだ。サルコジが内務大臣のころにオートバイ事故を起こして被害者から訴えられたということがあるが、それは若気の至りとしても現在21歳、ロンゲでサルコジに似ている。 サルコジの後をついで、いやサルコジの政治家の血をついでいるのか、政治を志す風にも見える。 ところで現パリ市長のベルトラン・ドラノエは人気高くまずパリ市長の座を降りることはないだろう。 もう一人外務大臣のクシュネールも同じく評価も人気も高い。 そういえば両方とも社会党だ。 もっともクシュネールはサルコジの社会党崩しの策の中での就任ではあった。